「気づけば筋肉がついている」
「みるみる引き締まってくる」
MTGのシックスパックやRIZAPで認知された電気刺激で筋肉を鍛える「EMS」。 既に科学的な根拠があるにもかかわらず、効果的な使い方ができていない人が多そうです。
グロウアップマガジンでは
- EMS効果的な使い方ができてない原因
- EMSの効果が期待できる根拠
- EMSトレーニングのデメリット
- EMSトレーニングのメリット
について解説します。この記事を読むことでEMSでできること、口コミに関する誤解などが理解できるようになります。5分ほどで読める内容になっております。最後までお付き合いください。
Contents
EMSの効果的な使い方ができていない ダメなポイント早わかり!
EMSパッドの効果はまだ実感できない…😢
— こじ@コミッション依頼ください🥺 (@kojiro012) September 26, 2019
にもかかわらず依然として「エクササイズの効果が無い」、「ダイエットに意味がない」というような口コミや商品レビューをよく耳にします。しかし、それは効果的な使い方ができていないだけ。効果が問われる、間違ったやり方や認識として下記があげられます。
ここではEMSの効果的な使い方ができていない理由と、正しい対策について解説していきますね!
理由①すぐに効果が出るはず!という過剰な期待と筋肉に対する知識不足
1つ目の理由として、「すぐに効果が出るはず!」と期待し過ぎていることがあげられます。EMSトレーニングに限らず、トレーニングの成果というものは地道な継続なくしては得られないものです。
ご自身が憧れているたくましい、もしくは締まった身体をしている人がもし身近に一度聞いてみて下さい。
恐らく2週間、1ヶ月といった回答は返ってこないでしょう。
素晴らしい肉体はトレーニングを習慣化し、食事にも気をつけて日常の一部として地道に継続していく過程で徐々に得られるものなのです。
この点においてEMSトレーニングは自分で能動的にトレーニングするのではなく、ベルトを巻いて電気の刺激によって受動的にトレーニングをおこなう方法ですが、あくまでトレーニングである。という根本は変わりません。
つまり、EMSの効果的な使い方以前に、「ベルトを巻いて、電気刺激だけですぐに効果が出るはず!」と期待し過ぎであることと、筋トレは結果が出るまで時間がかかる【筋肉の合成】【ダイエット】などの筋肉に対する知識不足が問題になります。
トレーニングも地道に継続し、少しずつ変化を楽しむ。結果が出るまでとにかく継続する。ということが必要なのです!
理由②脂肪があるのにEMSだけに頼っている
腹筋が隠れ、脂肪が既に蓄えられてしまっているのにEMSトレーニングだけで身体を変えようとするのは実は無謀です。というのも、EMSによる電気刺激は脂肪を通しづらいという特徴を持っているからです。
通常のトレーニングであれば脂肪が多かったとしても筋肉は稼働されますが、EMSは外部からの刺激のため、現在の体脂肪率や脂肪がついている場所によっても効果が左右されてしまいます。
EMSの効果的な使い方は、EMSトレーニングと併せて一般的なトレーニングも取り入れること、さらに言えば脂肪を落とすために有酸素運動などのダイエットも並行しておこなうことでEMSトレーニングの効果も相乗的に高いものにできます!
理由③食事に気をつけていない
「EMSトレーニングだけしていれば大丈夫でしょ!」と安心してしまいEMSトレーニングを始める前よりも食事量が増えてしまったり、不規則になってしまった。という方も中にはいらっしゃいます。
「しかし、これでは効果は期待できません。」
先程説明した『理由②』とも関係しますが、脂肪はEMSによる刺激の邪魔になってしまいます。
EMSトレーニングによる刺激は実は基本的に“脂肪燃焼(ダイエット)効果”は有りません。これは勘違いしてしまいがちですので覚えておいてくださいね。あくまでEMSに期待できるのは“筋肉への刺激”であって“脂肪燃焼”ではないのです!
つまりEMSの効果的な使い方ができていない理由の1つに、理想の締まった身体を手に入れ、効率的に筋肉をつけていくためには継続的なトレーニングと食事管理は必須なのです!
理由④過度に使用してしまっている
EMSトレーニングは「何かをしながらおこなえる」という大きなメリットがあります。通常のトレーニングであればトレーニングをしながら読書する。テレビを見るといったことはできませんよね。
「何かをしながらおこなえる」こと自体はメリットなのですが、中にはやればやるほど良いのでは?と本来の推奨されている使用時間を無視して過度に使用してしまっているケースがあります。気持ちはわかりますが、これは逆効果になってしまいかねません。
筋肉が大きくなる仕組みとして
①トレーニングやEMSの使用で筋肉が損傷する
↓
②傷を修復し、以前と同程度まで回復する
↓
③以前よりも強くなる(超回復)
といったサイクルを繰り返して徐々に大きくなる。というのが基本的な考え方です。骨折した箇所が以前より太くなるのと同じと考えるとイメージしやすいかもしれませんね。
そして「①損傷する」を実現するために我々はトレーニングをしたり、EMSをつけたりするわけです。
ところが、「①損傷する」が大きいと回復が間に合わず、逆に筋肉が萎縮していってしまう可能性があるのです!これを避けるためには適切な刺激量でトレーニングを進めることが必要です。
説明書をよく読み、EMSごとに設定されている適切な時間を基本として、徐々に自分にとって最も適度な時間設定を調査しながら日々のEMSトレーニングを進めましょう!
理由⑤思いついた時しか使用しない
「今日はなんとなくEMSやっとこうかな。」
というようにたまに思いついた時だけEMSトレーニングをおこなったとしてもほとんど無意味です。
きつく言うと、翌日疲れてしまうだけなのでそれならやらないほうがマシかも知れませんね。
トレーニングで最も重要なことの一つが「継続」です。先程説明した
①損傷する
↓
②以前と同程度まで回復する
↓
③以前よりも強くなる(超回復)
のサイクルには実はトレーニングをそこで止めた場合に限り④が存在します。
①損傷する
↓
②以前と同程度まで回復する
↓
③以前よりも強くなる(超回復)
↓
④以前と同程度に戻る
上のようにトレーニングは継続しないと結局すぐにトレーニング前の状態に戻ってしまいます。
トレーニングに関して以下のような言葉があります。
「トレーニングは穴の空いたバケツに水を貯めるようなものである。」
つまり、続けなければ貯めた水はどんどん抜け落ちてしまうのです。
そもそも大きな刺激によって筋肉が損傷することで脳が「次の刺激に備えて今より強くする必要がある。」と判断するから筋肉は大きくなるのです。
ところがそこで止めてしまうと「次の刺激は来ないから備える必要ないな。」と脳は判断します。このような判断を脳にさせないためには前回より更に大きな刺激を、回復を見計らって入れ続けるしかありません。
バケツの水が抜け落ちてしまう前に更に多くの水を入れ続けてやりましょう!
EMSのトレーニング効果が期待できる理由【根拠】
EMSが効かない。と言われる理由とその対策についてご理解いただけましたでしょうか?
ここまでEMSトレーニングは効果がある前提でお話してきましたが、「そもそも本当に効くのかよ。」と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
EMSが効果があるとされている理由は下記になります。
詳しく見ていきましょう。
効果が科学的に証明されている
EMSはもともと骨折箇所のリハビリなど医学的な使用を目的にして作られた技術です。もちろん医学的であっても効果が証明されていなければ解決にはなりませんね。EMSの効果を確認するための実験として以下のようなものがあります。
Muscle damage induced by electrical stimulation(電気刺激による筋損傷)
(参照:ResearchGate)
この実験では片方にEMS、片方は通常の運動で一定回数の刺激をおこない、取り出した筋肉組織の損傷具合をみてEMSの効果を確認しています。結論として、EMSによる刺激をおこなった方が筋肉組織の損傷は大きかったと、この実験ではなっています。
また、上の動画は健康運動指導士である野上fitnessfield氏がEMSについて言及している動画です。
動画目次
0:00~:イントロダクション
1:06~:EMSの噂
1:36~:筋肉サイズ原理を解説
2:14~:EMSと筋トレの違い①
3:10~:筋トレの違い②
4:16~:EMSは効く
4:50~:EMSと筋トレの違い③
5:50~:次回動画予告
この動画では、
- EMSは効果がある
- EMSによる刺激は通常の筋トレと比べてランダムに筋組織を刺激する
- 電極に近い筋肉ほど刺激される
- EMSの方が疲労感が大きい
というEMSによる刺激の特徴について触れています。
実験や、プロのトレーナーにも効果が認められているという点で根拠は充分と言えるのではないでしょうか。
効果が証明されているから大手メーカーが参入している
現在効果がないのに効果があると宣伝し売却活動をおこなった場合、消費者センター等によって厳しく取り締まられてしまいます。
にもかかわらず大手メーカーが多数参入していることも効果がある科学的根拠に加えて根拠の一つになるでしょう。
「SIXPAD」など次々EMS商品を出し東証マザーズ上場を果たした「MTG」はメルカリに続く大型上場と話題になりました。
他にもRIZAPで有名な「健康コーポレーション」や誰もが知る大企業「東レ」など多くの大手メーカーが次々とEMSトレーニング市場に参入しています。
EMSトレーニングのデメリット
EMSトレーニングにはデメリットがまったくないの?というとそうではありません。効果が実感しづらいケースや、コスト面においていくつかデメリットが存在します。
EMSトレーニングのデメリットを詳しく見ていきましょう。
定期的にジェルシート(消耗品)を交換しなければならない
基本的にEMSトレーニングをおこなう際にはEMSパッドを肌につけるための専用ジェルシートを使用する必要があります。
つまり、EMSを買って終わりではなく、継続的に使用するにはこのジェルシートをパッドに定期的に交換するコストが掛かってしまうのですね。これは購入時に抜け落ちている可能性があるので注意が必要です。
安い互換性のものもインターネットで購入できますが、肌に合わなくてかぶれてしまうリスクなどの安全面を考慮するとやはり少し高くても純正のものを利用したほうが無難でしょう。
太っていると効果が実感しにくい だからこそ~と併用する
これは既に何度か触れていますが、脂肪がEMSの電気刺激を邪魔してしまって適切に筋肉に届かず、効果が薄くなってしまう可能性があります。また、いざ効果が出始めていても脂肪の中に埋もれてしまっていてはなかなか実感しづらいのも事実です。
既に太っている方はダイエットと並行してEMSトレーニングをおこなうという前提の購入をおすすめします。
EMSトレーニングのメリット(~している間に筋肉がみるみる成長)
では逆にEMSトレーニングのメリットは以下になります。
「別に普通にトレーニングすればいいんじゃないの?」
と考えている方もここで一度EMSトレーニングならではのメリットを確認してから判断してみて下さいね。
忙しくてもスキマ時間でいつでもどこでも鍛えられる
通常のトレーニングはスペースや器具が必要になり、ジムに通われている方であればいざトレーニングをしよう!と考えてもそこから準備をしてジムまで行く時間もバカになりません。
EMSトレーニングは場所時間関係なく、省スペースですぐに何かをしながらトレーニングをおこなうことができます。
という方も中にはいらっしゃるのでは?そんな方でも継続しやすく、最もおすすめなのがEMSトレーニングなのです。
飽きっぽくても大丈夫 ケガの心配がないので安心
既にトレーニングを日常的におこなっている。という方はトレーニング初心者だった頃を思い出してみて下さい。
むちゃくちゃなフォームでなんとなく見様見真似ではじめて、勉強し、色々試しながら徐々にトレーニングのフォームや手法を身につけていったのではないですか?
ほとんどの方がここを通過して中級者、上級者になっていくはずです。その過程で間違ったフォームや重量でケガや故障を経験された方もまた多いはず。
ところが、EMSトレーニングには初心者も上級者もありません。手に入れたその日から正しいトレーニングが可能です。つまり、ケガのリスクが非常に低く、誰でも有効に進められるトレーニングと捉えられますね。
まとめ
「EMSの効果的な使い方 結果が出ない5つの原因はコレ」の記事はいかがだったでしょうか?
5つの原因の復習ですが下記になります。
- すぐに効果が出るはず!という過剰な期待と筋トレの知識不足
- 脂肪があるのにEMSトレーニングだけに頼っている
- 食事に気をつけていない
- 過度に使用してしまっている
- 思いついた時しかしない
「EMSトレーニングベルトを巻けば全て解決」という煽り広告に踊らされている人は、他力本願で筋トレに関する知識が不足しています。せっかく効果があるものだからこそ、ご自身でもトレーニングをおこない、知識を深めながら長い目でトレーニング継続していきましょう。
毎日仕事をしながら忙しい合間を縫って筋トレしている人は、プロテイン依存度が高く、必要な栄養摂取にすごく偏りがあります。
だから、多忙なあなたでも、毎日身体に必要な栄養を摂りながらトレーニングの結果を体感できる食事のサービスが【宅配デリ】です。
もし、食事のメニューを考える時間や買い出しに時間をかけないで、そして、自宅で料理をする時間や洗い物をする時間を0にすることで、筋肉の成長に必要な栄養を摂り込めるならば、年間何時間節約できるでしょうか?
かかる手間はレンジでチンするだけです。
\ 「身体全然変わってないよ!」とはもう言わせない/